採用担当はここを見てる!履歴書と職務経歴書の違い&書き方の極意【完全マニュアル】

公開日 2025/07/17

「履歴書と職務経歴書なんとなく書いてない?」
「どっちが大事?」「似たような内容になってしまうけど、これで合ってるの?」

書類選考で「通る人」と「落ちる人」の差は、実は“使い分け”にあります。

 採用担当者の視点をもとに、履歴書と職務経歴書の違いと、それぞれの書き方のポイントを徹底解説!

 この記事を読めば、あなたの書類が「読まれる・刺さる・選ばれる」ものに変わります。
※弊社では応募時に履歴書・職務経歴書は不要ですが、一般的な転職・就職活動では必要な場面が多いため、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること
  • 履歴書と職務経歴書の違いと、それぞれの役割・目的
  • AIや採用担当に“読まれる”ためのコツと対策方法
  • 履歴書・職務経歴書の具体的な書き方ステップ
  • 好印象を与える志望動機の書き方例&NG例

まずはご相談だけでもOK!

まずは、履歴書と職務経歴書の違いを理解しよう!

履歴書は「あなたのプロフィール帳」

履歴書は、いわばあなたの基本情報をまとめた“プロフィールシート”のようなもの。

氏名・住所・学歴・職歴・資格・志望動機など、ざっくりとした情報を一覧で確認するための書類です。採用担当者は履歴書を見て、まず「この人は応募条件に合っているかな?」と大まかにチェックします。

つまり、 第一関門を突破するための書類 というわけです。

職務経歴書は「あなたの仕事のストーリーブック」

一方、職務経歴書はこれまでの仕事の内容や成果を、具体的に伝えるための書類。

過去の経験やスキル、工夫したことや得意分野など、あなたの「働き方」をアピールする場です。

「この人と一緒に働いたら、どんな強みがあるかな?」「うちの会社で活躍できそう?」といった“戦力としての魅力”を見るために使われます。

項目 履歴書 職務経歴書
目的  基本情報の確認  スキル・実績のアピール
書式  定型(フォーマットあり) 自由形式が多い
内容  氏名・住所・学歴・職歴など  業務内容や成果、スキル、自己PRなど
重要視される点  正確さ・簡潔さ  わかりやすさ・説得力
役割  プロフィールの確認 戦力としての可能性を見る資料

履歴書(職務経歴書)もAIが読む時代。“読まれる”ためのコツとは?

今、企業の採用担当者はとにかく忙しい!

求人出して終わり…なんてことはなくて、応募者のチェック、スカウト、面接の日程調整、面接対応、社内への報告、採用イベントへの参加、SNS投稿の準備まで。まさに“なんでも屋さん”状態で、毎日バタバタしています。しかも、その忙しさは年々パワーアップ中…。

1つの求人に何百件もの応募が来ることもあります。
そんな中、履歴書を見る時間はたったの6~10秒というデータもあるんです。 「この人、気になる!」と思ってもらえるかどうかは、一瞬の勝負。

そして今は、機械のフィルターを通過しないと人の目にも届かない時代。
最近の企業は、ATS(応募情報管理システム)やAIの自動選考ツールを使って、効率よく応募書類をふるいにかけています。
つまり、どれだけ経験があっても、キーワードやスキルがうまく書けていないと、“スルー”されちゃうことも。

だからこそ、履歴書にはこの2つの役割が求められます

  1. ATSやAIのチェックを突破すること(=機械に好かれる)

  2. 採用担当者の目を引いて、「この人に会いたい!」と思わせること(=人にも好かれる)

AIと人が見るポイントの違い

AI・ATS

意識すべき対策 
求人票に出ている言葉をそのまま使うのがコツ!たとえば「製造オペレーター」など、具体的な言葉で記載しましょう。また、見出しやレイアウトもテンプレートを使うことで機械が読み取りやすくなります。「経験あり」「使用可能」だけでなく、「○年使用」「業務で活用」なども有効です。


POINT
キーワード(職種名・スキル・資格など)フォーマットの整合性項目の網羅性

採用担当者

意識すべき対策 
文字の詰まりすぎはNG!余白・改行を活用して「読む気になる」デザインに。志望動機には「なぜこの会社なのか」「どんな仕事をしたいのか」など、企業側が知りたい情報を簡潔に。エピソードは実体験ベースで、「工夫したこと」「乗り越えた経験」など具体例があると好印象です。


POINT
書類の見やすさ・丁寧さ志望動機や人柄経験の深さや信頼感

まずはご相談だけでもOK!

履歴書の書き方のステップガイド!

履歴書はあなたの基本情報や人柄を伝える「プロフィール帳」。
ただ記入するだけではなく、“採用担当者に伝わる工夫”が必要です。以下の3ステップで、好印象を与える履歴書を作成しましょう。※写真はイメージです

01

フォーマット選びと基本情報の整備
・市販のJIS規格や、パソコンで編集できるテンプレートを使用(PDF形式が◎)
・氏名・住所・連絡先・生年月日・メールアドレスは正確に記入
・写真は清潔感のあるものを選び、明るい表情で!

02

学歴・職歴・資格を正しく書く
・学歴は高校卒業から/職歴は時系列で整理(在職中なら「現在に至る」)
・職歴が多い場合は、職務経歴書で詳細を補足すればOK
・資格は実務に関連するものを優先。未取得でも「〇〇取得予定」と書いてOK!

03

志望動機と本人希望欄で“思い”を伝える
・志望動機では「なぜこの会社なのか」「自分の強みをどう活かせるか」を簡潔に
・本人希望欄は、希望がない場合は「貴社規定に従います」で問題なし
・書き終えたら誤字脱字・余白のバランス・読みやすさもチェック!

採用担当に刺さる!志望動機の例

志望動機で悩む人も多いのではないでしょうか?
そんな方に向けて、実際に採用担当が「いいな」と感じた志望動機の例をご紹介します。

  • 例1

御社の「人を大切にする風土」と「安定した経営基盤」に魅力を感じ、長く働ける環境だと感じ志望いたしました。これまでに培った正確さや周囲と協力する力を活かし、チームの一員として貢献していきたいと考えています。また、未経験の分野でも前向きに学び続ける姿勢で取り組み、信頼される存在を目指します。


採用担当からのコメント
  • 「安定性」「風土」といった会社側がアピールしたい特徴に共感している点
  • “長く働ける環境”を重視している姿勢が、定着を意識する企業には好印象
  • 「正確さ」「協調性」など、多くの職場で求められる基本的なスキルに触れている
  • 例2

「地域に根ざしたサービス提供」という御社の理念に共感し、自身の接客経験や調整力を活かせると感じ志望いたしました。前職ではお客様のニーズを丁寧にくみ取りながら業務改善にも取り組みました。今後は、より大きな組織の一員として貢献しながら、自分自身の成長にもつなげたいと考えております。


POINT
  • 企業理念に触れている=ちゃんと会社のことを調べている印象を与えられる
  • 「接客経験」「調整力」「業務改善」といった具体的なスキルや行動経験を盛り込んでいる
  • “貢献”と“成長”の両方を言及しているため、前向きな姿勢が伝わる
  • 例3

御社の掲げる「未経験者でも挑戦できる環境」に惹かれました。前職では〇〇業務を通じて、責任感を持って物事に取り組む姿勢を身につけました。新しい環境でも一から学ぶ努力を惜しまず、将来的には業務の中核を担えるよう努めてまいります。


POINT
  • 「未経験者歓迎」の企業にとって“意欲+学習意識”が感じられる文章は安心材料
  • 「責任感」「学ぶ努力を惜しまない」という表現は地道に頑張れる人材像を連想させる
  • 最後の「業務の中核を担えるように…」という将来への視野・目標意識も評価対象

❌志望動機のNG例&改善例

  • NG例1 抽象的でどこにでも使える文面

NG例:
御社の企業理念に共感し、ぜひ働きたいと思いました。持ち前の努力で頑張りたいと思います。


NG POINT
  • 企業への理解が伝わらない
  • 具体的な経験や貢献内容がない
  • “頑張りたい”で終わってしまっている

▼改善例▼

御社の「人を大切にする職場づくり」という理念に共感しました。前職ではパートスタッフのシフト管理を担当し、チームの働きやすさに配慮してきました。こうした経験を活かし、御社でもチームに貢献できるよう尽力したいと考えております。

企業理解と貢献意欲を示すと説得力が増す。

  • NG例2 待遇だけに触れてしまっている

NG例:
土日休みで働きやすそうだったため応募しました。安定して働きたいです。


NG POINT
  • 条件だけを見ている印象になる
  • 企業との相性や働く意欲が伝わらない

▼改善例▼

御社の「ワークライフバランスを重視する環境」に魅力を感じました。前職ではスケジュール調整力を活かして、事務処理と顧客対応を両立してきました。安定した環境で長く働きながら、さらに業務の幅を広げていきたいと考えています。

働きやすさと成長意欲、両方伝えると好印象だッピ!

企業理解と入社後の活躍イメージが伝わる志望動機は、採用担当者の心に響きます。共感+貢献の姿勢が鍵です。

職務経歴書の書き方のステップガイド!

職務経歴書は、あなたの“仕事力”を伝えるための最重要ツール。読み手(=採用担当者)に「この人と働いてみたい!」と思わせるために、次の手順で作成していきましょう。※写真はイメージです

01

職務要約を書く
あなたのキャリア全体を、簡潔に3~5行でまとめる部分です。

例:
営業職として7年間勤務。新規顧客開拓と既存顧客フォローの両軸で成果を出し、年間目標を130%達成。3名の後輩指導も経験。

ポイント
・業種・職種・年数・役割を簡潔に
・数値・実績で強みを強調
・応募企業に活かせそうな要素を意識

02

職務経歴を書く
職務経歴書の“メインディッシュ”部分。企業ごとに、以下のようにまとめます。

▼記載例
株式会社〇〇(2018年4月〜2023年3月)
営業部/主任
【業務内容】
・法人向け新規営業、既存顧客フォロー
・提案資料・見積書の作成、受注管理
【実績】
・年間売上目標120%達成(2022年度)
・営業成績:部内1位(2021年)

ポイント
・会社名・期間・役職・業務内容・成果はセットで
・業務内容は箇条書きでOK
・数字や表彰歴があれば積極的に

03

自己PRを書く
あなたの強みや価値観を“言葉”で伝えるパートです。

構成のコツ
1.自分の強み
2.その強みが発揮された具体的なエピソード
3.応募企業でどう活かせるか

例:
お客様に寄り添った提案力が強みです。ある顧客の課題に対し、現状分析から施策を一緒に考えたことで信頼を獲得し、他社からの切替に成功。御社の「伴走型営業スタイル」にも貢献できると考えております。

職務経歴書で「採用担当に刺さる」ためのポイント

  • 例1 数値や事実で実績を伝える

NG例:
売上に貢献しました。


▼改善例▼

担当エリアでの売上前年比130%を達成し、部内1位を獲得。

採用担当からのコメント
  • 説得力があり、比較・評価しやすくなる
  • 「どれくらい貢献したのか」が見えると判断材料になる
  • 例2 業務内容は“何をどうやったか”まで書く

NG例:
電話対応や来客対応などを行いました。


▼改善例▼

1日平均30件の電話を対応し、FAQをマニュアル化することで応対時間を20%短縮。

採用担当からのコメント
  • ただの職歴紹介ではなく、“強み”が伝わる
  • 改善・工夫・工数削減など、どの企業でも価値がある行動が光る
  • 例3 応募企業で“再現できそう”と思わせる

NG例:
幅広い業務に携わってきました。今後も頑張りたいです。


▼改善例▼

顧客管理ツール(Salesforce)を活用し、業務効率化に貢献。御社でも同様の環境で即戦力として対応可能です。

採用担当からのコメント
  • 「この人、うちでも活躍できそう」とイメージできる
  • 「うちでこの人がどう活躍するか」が見えると書類通過率が上がる
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まとめ

履歴書と職務経歴書は、それぞれ役割が違います。履歴書は“第一印象”、職務経歴書は“採用の決め手”

  • AI・ATS対応のキーワード設計
  • 企業に刺さる具体的なエピソード
  • 数値や成果で説得力を

を意識して、あなたの魅力を最大限に伝える書類を作りましょう!

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