「履歴書と職務経歴書なんとなく書いてない?」
「どっちが大事?」「似たような内容になってしまうけど、これで合ってるの?」
書類選考で「通る人」と「落ちる人」の差は、実は“使い分け”にあります。
採用担当者の視点をもとに、履歴書と職務経歴書の違いと、それぞれの書き方のポイントを徹底解説!
この記事を読めば、あなたの書類が「読まれる・刺さる・選ばれる」ものに変わります。
※弊社では応募時に履歴書・職務経歴書は不要ですが、一般的な転職・就職活動では必要な場面が多いため、ぜひ参考にしてください。
まずはご相談だけでもOK!
履歴書は、いわばあなたの基本情報をまとめた“プロフィールシート”のようなもの。
氏名・住所・学歴・職歴・資格・志望動機など、ざっくりとした情報を一覧で確認するための書類です。採用担当者は履歴書を見て、まず「この人は応募条件に合っているかな?」と大まかにチェックします。
つまり、 第一関門を突破するための書類 というわけです。
一方、職務経歴書はこれまでの仕事の内容や成果を、具体的に伝えるための書類。
過去の経験やスキル、工夫したことや得意分野など、あなたの「働き方」をアピールする場です。
「この人と一緒に働いたら、どんな強みがあるかな?」「うちの会社で活躍できそう?」といった“戦力としての魅力”を見るために使われます。
項目 | 履歴書 | 職務経歴書 |
目的 | 基本情報の確認 | スキル・実績のアピール |
書式 | 定型(フォーマットあり) | 自由形式が多い |
内容 | 氏名・住所・学歴・職歴など | 業務内容や成果、スキル、自己PRなど |
重要視される点 | 正確さ・簡潔さ | わかりやすさ・説得力 |
役割 | プロフィールの確認 | 戦力としての可能性を見る資料 |
今、企業の採用担当者はとにかく忙しい!
求人出して終わり…なんてことはなくて、応募者のチェック、スカウト、面接の日程調整、面接対応、社内への報告、採用イベントへの参加、SNS投稿の準備まで。まさに“なんでも屋さん”状態で、毎日バタバタしています。しかも、その忙しさは年々パワーアップ中…。
1つの求人に何百件もの応募が来ることもあります。
そんな中、履歴書を見る時間はたったの6~10秒というデータもあるんです。 「この人、気になる!」と思ってもらえるかどうかは、一瞬の勝負。
そして今は、機械のフィルターを通過しないと人の目にも届かない時代。
最近の企業は、ATS(応募情報管理システム)やAIの自動選考ツールを使って、効率よく応募書類をふるいにかけています。
つまり、どれだけ経験があっても、キーワードやスキルがうまく書けていないと、“スルー”されちゃうことも。
だからこそ、履歴書にはこの2つの役割が求められます
ATSやAIのチェックを突破すること(=機械に好かれる)
意識すべき対策
求人票に出ている言葉をそのまま使うのがコツ!たとえば「製造オペレーター」など、具体的な言葉で記載しましょう。また、見出しやレイアウトもテンプレートを使うことで機械が読み取りやすくなります。「経験あり」「使用可能」だけでなく、「○年使用」「業務で活用」なども有効です。
意識すべき対策
文字の詰まりすぎはNG!余白・改行を活用して「読む気になる」デザインに。志望動機には「なぜこの会社なのか」「どんな仕事をしたいのか」など、企業側が知りたい情報を簡潔に。エピソードは実体験ベースで、「工夫したこと」「乗り越えた経験」など具体例があると好印象です。
まずはご相談だけでもOK!
履歴書はあなたの基本情報や人柄を伝える「プロフィール帳」。
ただ記入するだけではなく、“採用担当者に伝わる工夫”が必要です。以下の3ステップで、好印象を与える履歴書を作成しましょう。※写真はイメージです
01 | フォーマット選びと基本情報の整備 |
02 | 学歴・職歴・資格を正しく書く |
03 | 志望動機と本人希望欄で“思い”を伝える |
志望動機で悩む人も多いのではないでしょうか?
そんな方に向けて、実際に採用担当が「いいな」と感じた志望動機の例をご紹介します。
御社の「人を大切にする風土」と「安定した経営基盤」に魅力を感じ、長く働ける環境だと感じ志望いたしました。これまでに培った正確さや周囲と協力する力を活かし、チームの一員として貢献していきたいと考えています。また、未経験の分野でも前向きに学び続ける姿勢で取り組み、信頼される存在を目指します。
「地域に根ざしたサービス提供」という御社の理念に共感し、自身の接客経験や調整力を活かせると感じ志望いたしました。前職ではお客様のニーズを丁寧にくみ取りながら業務改善にも取り組みました。今後は、より大きな組織の一員として貢献しながら、自分自身の成長にもつなげたいと考えております。
御社の掲げる「未経験者でも挑戦できる環境」に惹かれました。前職では〇〇業務を通じて、責任感を持って物事に取り組む姿勢を身につけました。新しい環境でも一から学ぶ努力を惜しまず、将来的には業務の中核を担えるよう努めてまいります。
❌ NG例:
御社の企業理念に共感し、ぜひ働きたいと思いました。持ち前の努力で頑張りたいと思います。
▼改善例▼
御社の「人を大切にする職場づくり」という理念に共感しました。前職ではパートスタッフのシフト管理を担当し、チームの働きやすさに配慮してきました。こうした経験を活かし、御社でもチームに貢献できるよう尽力したいと考えております。
企業理解と貢献意欲を示すと説得力が増す。
❌NG例:
土日休みで働きやすそうだったため応募しました。安定して働きたいです。
▼改善例▼
御社の「ワークライフバランスを重視する環境」に魅力を感じました。前職ではスケジュール調整力を活かして、事務処理と顧客対応を両立してきました。安定した環境で長く働きながら、さらに業務の幅を広げていきたいと考えています。
働きやすさと成長意欲、両方伝えると好印象だッピ!
企業理解と入社後の活躍イメージが伝わる志望動機は、採用担当者の心に響きます。共感+貢献の姿勢が鍵です。
職務経歴書は、あなたの“仕事力”を伝えるための最重要ツール。読み手(=採用担当者)に「この人と働いてみたい!」と思わせるために、次の手順で作成していきましょう。※写真はイメージです
01 | 職務要約を書く 例: |
02 | 職務経歴を書く ▼記載例 ポイント |
03 | 自己PRを書く 構成のコツ 例: |
❌ NG例:
売上に貢献しました。
▼改善例▼
担当エリアでの売上前年比130%を達成し、部内1位を獲得。
❌NG例:
電話対応や来客対応などを行いました。
▼改善例▼
1日平均30件の電話を対応し、FAQをマニュアル化することで応対時間を20%短縮。
❌NG例:
幅広い業務に携わってきました。今後も頑張りたいです。
▼改善例▼
顧客管理ツール(Salesforce)を活用し、業務効率化に貢献。御社でも同様の環境で即戦力として対応可能です。
【工場適職診断】20問でわかる!あなたに合った工場の仕事タイプとは?|Man to Man株式会社
履歴書と職務経歴書は、それぞれ役割が違います。履歴書は“第一印象”、職務経歴書は“採用の決め手”
を意識して、あなたの魅力を最大限に伝える書類を作りましょう!
まずはご相談だけでもOK!
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